首都はオタワ。世界で2番目に大きい面積の国土をもつ。北に北極海、南にアメリカ合衆国、西に太平洋、米国アラスカ州、東に大西洋、グリーンランドと隣接する。歴史的に先住民族が居住する中、外からやってきた英仏両国の植民地連合体として始まった。その後イギリスからの独立プロセスが1867年から始まり1982年に終わる。
立憲君主制で、連邦政府の運営は議会制民主主義で行われている。世界の先進八カ国(G8)の一国。旧来よりアメリカ合衆国の影響が強く、国際政治で立場を異にすることが多い複雑な関係ながら、隣国のアメリカ合衆国との交流が盛ん。また、1992年、北米自由貿易協定(NAFTA)に加盟し、メキシコを含む北米3国間での交流も促進された。経済面では多様な産業構造を保有しているが、貿易と豊富な天然資源に大きく依存している。
英国放送協会(BBC)がまとめた国際世論調査によると「世界に最も良い影響を与えている国」でカナダが1位に選ばれた。カナダは世界的に高い好感度を得ている。
言語は英語(カナダ英語を参照)とフランス語が1982年憲法によって認められている公用語である。1969年に連邦政府における英語とフランス語の地位の同等性が認められた。日常的に英語を使う人の割合は6割程度、フランス語は2割程度である。フランス語が主に使われている地域はケベック州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州のアカディア人の多い地域、およびマニトバ州の南部である。このうち、ケベック州はフランス語のみを、ニューブランズウィック州は英語とフランス語を公用語とし、他州は英語のみを公用語としている。なお、ヌナブト準州では英語とともにイヌクティトゥット語が公用語となっている。
公用語以外の言語を使う住民も500万人ほどおり、中国語(広東語が多い)の話者が85万人、イタリア語が47万人、ドイツ語が44万人、などである。また先住民の中には個々の部族の言語を使うものもいるが、多くの言語はだんだんと使われなくなっていく傾向にある。
かつてはアメリカ同様人種差別が酷かったが、1999年に中国系のアドリエンヌ・クラークソン、続く2005年にアフリカ系のミカエル・ジャンが総督に就任した。



